こんばんは!

ちょっと前にさかのぼりますが、大みそかの日に自分の祖母に会ってきました。そう、以前のブログにも書きましたが、ようやく久しぶりに対面することができましたよ。

老人ホームで足を怪我したため、年の瀬から地元の病院に入院していました。今ではもう無事に退院して老人ホームに戻りましたが、入院を知らされたときはとても心配したことを覚えています。

年末ぎりぎりまで大忙しだった私は、12月31日の午後、急いで帰る支度をして地元へ帰りました。その後、病院へつき、祖母がいる病室に入ったとき、ベットで横になっている様子を見ただけで私は泣かずにはいられませんでした。

ちょうど寝ているようでした。私が椅子に座った状態でしばらく待っていると、自然と目が覚めて目が合いました。

驚いた表情をしていましたが、認知症がかなり進行してしまったせいか、もう話すことはできません。私の顔は微かに覚えていてくれたのか、顔をくしゃくしゃにして泣いている表情が読み取れました。

祖母の目からは涙は出ていませんでした。泣きたくても、もう涙を出す力も失われていたのです。その体はやせ細り、手も足もほとんど動かせないほど弱っていました。

でも、私は病室のなかで、昔の思い出をたどりながら、おばあちゃんと過ごした記憶を思い出そうとはしませんでした。なぜなら、老いは誰も避けられない現象ですし、家族を含めて、こうなることはみんな覚悟はできていたからです。

本人の前で過去と今を比べるよりも、今のおばあちゃんを受け入れたい…。そう思いました。

私はただ感謝を伝えたくて、泣きながら「育ててくれてありがとう」といいました。

おばあちゃんにこの言葉が伝わったかわかりません。これ以上も、これ以下の言葉も思い浮かびません。これ以外に、もはや感謝を伝える言葉は見当たりませんでした。

同じ病室に面会に来ていた他の患者様とご家族もなぜか泣いていましたが、もし私のせいでしたら謝ります。

最後に私が好きな詩を送ります。この詩を読むと、どうしても昔を思い出してしまうんですけどね。

手紙 ~親愛なる子供たちへ~

【作詞】不詳
【訳詞】角 智織
【日本語補詞】樋口 了一
【作曲】樋口 了一

年老いた私が ある日 今までの私と 違っていたとしても
どうかそのままの 私のことを 理解して欲しい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しい

あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせかまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた

悲しいことではないんだ 消えて去って行くように 見える私の心へと
励ましの まなざしを 向けてほしい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを いやがることきには 思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたと お風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい

いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ 出来なくなるかも知れない
足も衰えて 立ち上がる事すら 出来なくなったなら
あなたが か弱い足で 立ち上がろうと 私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの 手を握らせて欲しい

私の姿を見て 悲しんだり 自分が無力だと 思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力が ないのを知るのは つらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを 持っていて欲しい

きっとそれだけで それだけで 私には勇気が わいてくるのです
あなたの人生の始まりに 私がしっかりと 付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変らぬ愛を 持って笑顔で答えたい

私の子供たちへ
愛する子供たちへ

http://www.utagoekissa.com/tegamishinainarukodomotachihe.htmlより引用